歌詞

「あのひと」

あのひとならなんていうかな
あのひとならなんておもうかな
あのひとなら あのひとなら

あのひとならなんてわらうかな
あのひとならなんてゆるすかな
あのひとなら あのひとなら

なんてかんがえてこたえみちびくかな
どんなかんがえでこたえしめすのかな
どんなまやかしをうまくみぬくのかな
どんなまなざしでぼくをいぬくのかな

あのひとならきっとわらう
あのひとにはきっとわらわれる

「あるじゃないか」

だいじなものがあるじゃないか
だいじなひとがいるじゃないか

しんじるものが わけあうものが
ゆずれるばしょが ながせるながれが

だいじなものをはしからならべてみよう だいじなものがこんなにあるじゃないか
ぼくたちはそれにとらわれている ときはなとうとしてとらわれている
ぼくたちはそれに目がくらんでいる だいじだとおもいこんでみえなくなっている
たしかめようとしてわからなくなっている どこからどこまでかだれからだれまでか

それでも

 

「いったことはないけど」

いったことはないけどさばくのまちにもそらはあるだろう
そらはあおいだろつちはちがってもそらはあおいだろ
いったことはないけどいしづくりのまちそらはあるだろ
くもはあるだろあめもふるけどそらはあおいだろ
そのあおさかげんはちがうかもしれないが
このそらかならずつながっているだろ

もっとくらしよくしたいとおもうときおとなは
ふたとおりのかんがえかたをする
ほかからどうにかしてなにかもってくること
てもちのものでどうにかすること

いったことはないけど南半球じゃ北へいくほどあたたかいようだ
だから北国といったときのイメージが反対だ
いったことはないけど南半球じゃ南に影ができるんだ
北側をぐるっとおひさまがまわるのだ
南の国の南のはてはいちめんまっ白
このそらかならずつながっているけど

ぐあいのいいあなのなかにひとりしかはいれないときおとなは
ふたとおりのかんがえかたをする
そこをひとりじめにするほうほう
みんなでこうたいでおちつくほうほう

ぼくのいのち(からだ)もきみのいのち(からだ)もきっとみんなのものだ
だからだれもしないこともしなくてはいけなかった
てをつないでおくれかたくなままにいきるのは
こころとからだをじぶんにとじこめること

こころとからだ
ここ  からだ

 

「いるばあい/いないばあい」

せかいにはきみがいるばあいといないばあいがある
かいぎゃくのかげになにかかくしてしかいえないことがある
そのばにうまくいえないみょうなことばひつようなことがあり
そのばにひつようなことばみょうにうまくいえないことがある
れいせいにぼうそうするきたいまもりつづけることばがあり
きたいをまもるのがれいせいにぼうそうしていることばがある

しょくたくひっくりかえしたくてしょうがない
みんなはほんとにどうにかしている

せかいがきっとよくなるとおもうのはきっとゆめだ
よくなればいいとねがうのはそれじゃどうだろう
きもののしたあのこいたんでるのをおひさまはしらない
からだのなかあのこかわいているのをくらやみはしらない
あのばしょでなにがあったのかみんなしらないなんて
あたりまえだぼくだってさいきんしったのだ

やくそくがずるずるとないことにされてゆく
みんなはほんとにどうにかなりそうだ

 

「顔に顔」 

寒い夜 寒い国ではもっと寒い
暑い午後 暑い国ではもっと暑い
暑い午後・暗い夜・ひもじい日々etc
だれかれさみしい・くるしい・せつない・やさしい
きみにきいたきいたちゃんときいたきいたずっとまってたっていってたね
きみがきたきたちゃんときたきたずっととおくからやってきた
そんなときも・どんなときも・ずっとまってた 
どんなこともちゃんとまってた そんなきみだけれど

「かくもの/かかれるもの」

かくものとかかれるもの
さすものとさされるもの
たつものとたたれるもの
かけるものとかけられるもの
しるすものとしるされるもの
ひらくものとひらかれるものetc

ぼくはきみといるといろんなことがわかるんだ
きみがなにかをおしえてくれるのではなく
ぼくはきみのそばでいろんなことができるみたい
きみがおしえてくれたほんのすこしさきのこと

ぼくときみと きみとぼくと
おれとおまえと おまえとおれと
わたしとあなたと あなたとわたしと
あ と な と  な と あ と
わてとあんたと あんたとわてと
じぶんとじぶんと じぶんとじぶんとetc

かくものとかかれるもの

「気がついて思い出して」

気がついて思い出して

「きっとうまくゆくさ」

あしがうごかなくてもいいよ 這ってでもおいで
ゆうべだれにだかれててもいいよ そのままでおいで
時間と工夫と歴史と形と
きっとうまくゆくさ

きみがおもってるほどわるいはなしじゃないじゃないかきみがあきれてるほどだめなはなしじゃない
きっとうまくゆくさ

「きもち」

きもちはどこにもゆかない ずっときみのそばにいる
きもちはどこにもゆかない ずっときみをまっている
だれもいなくなったあとも きもちだけがそばにいて
きみのとてもちかくから きみのことみているよ

いつまでもいつまでも おなじではないのだから
ずっとじぶんかってに なつかしがってちゃだめ

きもちがせなかとんとおす きもちがそこでふるえてる
きもちがなまえつけている ざわざわとざわめいている
ときどきたかいところから きみのことつきおとす
きもちがしるしつけている てくびのきず はだのあれ
雨の日も風の日も まるで自動販売機みたいに
etc

 

「GoGoGo/NoNoNo」

ぼくたちは穴があいている その穴にはまりこむ・つまづく
穴はぼくらが弱いところ・にがてなところ・しっぱいするところ
ぼくたちは穴があいている その穴にかくれる・かくまう 
穴はぼくらが足りないところ・だれかとつながるところ・なにかをしまっておくところ

ゴーゴーゴー ノーノーノー おんなじメロディでうたえちゃう

ぼくたちは穴があいている その穴から出てくる・ふきだす・あふれる・もれてくるetc
ぼくたちは穴をあけている その穴から光がさしてくる
穴はどこかへぬけてるところ・かならずつうじるところ・なにかがうまれてくるところ

ゴーゴーゴー ノーノーノー おんなじメロディでうたえちゃう

「ここへきてはじめて」

うまれてこのかたずっといきてきたけど
こんなにとしをとったのははじめて
しぬほどいきるつもり しぬまでいきるつもり

こんなにこれほどざっといきてきたけど
それなりにとしをとっててもはじめて
やまほどのぼるつもり やまほどこまるつもり

たてなくなるまではたつ
いえなくなるまではいう

ぎりぎりとそうだんしながらなんとかしようとするのは
いくつになっててもはじめて
やみくもなよかんだけで つきすすみふみとどまるつもり

たてなくなるまではたつ
いえなくなるまではいう
かんじなくなるまではかんじる
わからなくなるまではわかる
etc

(でもそういうはなしでもないんだよな そういうもんだいでもないんだよな)

「このみち」

このみちずっとあるいてゆけば かならずきみのいえにはつく
がれきがみちをふさいでいても いつかはきみのいえにはつく
でんしゃもでんわもとまっていても そのうちきみのいえにはつく

きみのいえにはきみはいないかもしれない いきちがいのようになるかもしれない
きみはきみでだれかさがしてるかもしれない きみはきみでみうごきとれないかもしれない
きみのいえはもうないかもしれない でも かならずきみのいえにはつく

このみちーーーうみがふさいでいる
       がけができている 
       はしがおちている
       かわがあふれているetc

 
「こんな日もわたしの恋人なら」

こんな日にはわたしのこいびとは声をあげる
    にも        なら
こんなん           うでを
               むねをひらく
                  まわす
               あしをのばす
                  ひらく

わたしたちのことばはさみしいことばだ
わたしたちのことばはわたしたちしかつかわない
そのさみしさをなんとかしようと
      を鳴らす
わたしたちのうたはさみしいうただ 

 

「自分よりも心配」

遠い記憶を風景に重ねてみる ここは何にだってなれたはずだ
思い出を前に前に倒しながら ひとはひとはここにいても居てもいいし立ち去ってもいい
いろんな名前の刻んである石の表面はやがてつるつるになり たえてまどろんでゆくかげがなにかのしるしである時間は短い
つちにうめられたものがやがてみのるように ひとがもえておゆをわかしでんきをつくる
きみがこの世に居るかぎりじぶんよりしんぱい/たいせつ

よかれと思い思いきるしくみをつくるために ひどいことをしてはいないか
倒れていることに気づいたうえでふみにじる そういうことがしたいとすればよくわからない
いとなみがひとなみであればよいんだと思うわたしを誰かがわらう
おれのほうがたくさんかんがえているからえらくてあたりまえだ
ひとがもえておゆがわいてでんきがともる ひとをもしておゆをわかしでんきをおこす
きみがこの世に居るかぎりじぶんよりしんぱい/たいせつ

「十万年」

十万年経ったら友達十万人できるかな
十万年経ったら科学者十万人できるかな

「世界中の兵士が女性だったら」

世界中の兵士が女性だったら
軍艦はどんな色だろう
爆撃機はどんな形だろう
戦車には何がついているだろうetc

世界中の兵士が女性だったら
慰安所には何があればいいのだろう
世界中の女性が兵士だったら
銃後の男たちは何をすればよいのだろう 

「説明」

ふたをすればわからなくなってしまうことのふたを
すこしだけでもあけてみようとおもう
おもいふたがのっかっているばあいでも
ずらすことくらいはできるかもしれない
空想の・妄想の・想像の・とびらはそういうときにひらいてやるもの

このみちがこんなかたちをしているのは
むかし線路だったからなんだ
よくみるとプラットフォームのいちぶがある
あいていたトンネルがくずれている
中断した・頓挫した・場当たりの・計画のなごりがのこっている

別の道がゆるやかにくねっているのは
それが水が流れていたあとだから
いちばん低いあたりのところのふたの下に今でも
たまった水が流れているときがある

うれるものがきまっているのは
それはそのときだけのこと
それならそれで説明しなくてはいけない

ぼくらにひつようなあたらしいせつめいのこと
てきせつでせつじつなコトバ

「ティラノ」

最近の研究によると ティラノサウルスには羽毛が生えていた
小さな腕とか毛だらけだったって マーク・ボランに教えてあげたいね

中国大陸遼寧省で 毛のある化石が発見されたってさ
色とか模様とかもわかるといいね ミッキー・フィンにも教えてあげたいね

結構毛だらけT~REX毛だらけ おさるのおけつは真っ赤でござる
シマウマには縞があったんだって 未来の誰かに教えてあげたいね

化石になりたい お役に立ちたい

パンダの丸刈りなんだかわからない シロクマクロクマ骨格は同じ
ニンゲンにはほとんど毛が生えてないって 焼かずに埋められ伝えたいもんだね

化石になりたい お役に立ちたい
タイムマシンにお願い

「どちらかといえば」

どちらかといえば弱い方の味方 でもどちらが弱いかが分からない
どちらかといえば住んでる方が近い方の味方 でもどこにすんでるのかしらない
うそをつくひとはすきになれない だけどみんなすこしづつ 守るもののためについている「うそ」
それがゆるせたり きづかなかったり どうでもよかったり

壁と卵といわれたらそりゃもろいほうの味方 でもかたゆでの卵と仮設の壁だったら
どちらかといえば弱そうな人の味方 でも人を見た目で判断はできない
いつまでもゆるさないのはどうかと思う すぐにゆるしてしまうわたしとしては
でもきもちもわからなくはない ゆるさないじぶんしかなくなっちゃってるから

そんなあいだにも地球は うみへび座の方向に向かって秒速600kmですすんでいる
といってもみんないっしょだから分かれというほうが無理
無理は禁物 おみやげは進物

「名前はまだない」

あなたのよぶこえがわたしのみみのそばにとどく
あなたのうたごえがわたしのみみのなかでひびく
このみみのそばまでがあなた このみみのなかまでがあなた
それともそのふるえているのど そののどもとまでがわたし

あなたのまなざしがわたしのひとみにうつる
わたしのまなざしもあなたのひとみにうつる
あなたとわたしのあいだにふかいかわがあるとしても
あなたのすがたがみえる このめのまえまでがあなた

おひさまのひかりがここまでとどいているから
ひなたはとてもあたたかいetc

あなたはつめたくなったのではなく 
水や空気とおなじになった
風や空気とおなじになって 
いつもいつまででもここにいる

あなたのよびさましたうた あなたのよびとめたそのおもい

 

「はだか」

いまいっしょにいてときどきはなしかけてまるでそうではないのがふしぎなくらいあのときははだかだったねきみもぼくも

「繁殖と交尾のため?」

鳥が歌うのは求愛と家族づくりのため
鳥が歌を聴くのはそれに応えるため
虫が歌うのは求愛と産卵のため
虫が歌を聴くのはそれに応えるため
それではヒトが歌を歌うのは一体なんのため
ヒトが歌を聴くのは一体なんのため
繁殖と後尾のため?

「ブルーカラー」

話の通じない人に囲まれて すごしてみればわかる
きみのなやみはふかくておおきい だがつたえられることばがない
ことばがないということは きょうみがないということ
ではここにあるこれは いったいなんなのか
そう そこにある それのはなし

ブルーカラーいまならうたえるかもしれないが
ブルーカラーなにお おおごえをだしているとわらわれる

ひたいとわきとまたとむねのたにまに おおあせをかいて
きみはたちつづける やくにたちつづける
ことばがないということは かけはしがないということ
ここにあるこれの ねうちがわからない
そう そこにある それのねうち

ブルーカラーいまならもんだいをしてきできるかもしれないが
ブルーカラーなにをひとんちでさわいでいるとあきれられる

「ぼくのすきなかたち」

ぼくのすきなかたちがとびらをあけてあるいてくる・こちらをむいてわらう
ぼくのすきなかたち あわてててをさしのべる ぼくのすきなかたち
ぼくのすきなかたちがおなかがすいてないかたずねる・ひざしをうけてかぜにふかれている
ぼくのすきなかたち ふくれていじをはってる ぼくのすきなかたち
ぼくのすきなかたちがうごいてこころになる・こころになりゆれる
こころ・こころもち・こころいき・こころづくし・こころにくさ・こころくばり・こころのこり・こころざし・こころよせ・こころがけ・こころがわり・こころうつしetc

「ポップミュージック」

ポップ・ミュージックの最大の魅力 それはあきることだ
あつめてあきてまたあいされて そしてあきることだ
あきれてあきてまたあつめられて そしてくちることだ
あじわいあきてまたすておかれて そしてきえることだ

「やかん」

よのなかはだれのおもうとおりにもならない
だからきっとだれかのおもうとおりにもなってない
それだからすこしばかりあんしんして
よのなかをそんなふうにながめてみています

やかんのようにくちまげてなげいてみたところであしもとがおちつかぬ
ぷすぷすとおゆがわく しゅんしゅんとおゆがわく

 

 

 

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